ワーク・ライフ・バランスの取り方

7月1日は弁理士の日だそうですが、この弁理士の日記念でブログテーマを、弁理士弁理士試験のブログさんが提案されました。
http://benrishikoza.blog24.fc2.com/blog-entry-2084.html
それで、私も書いてみましょうか。


とはいえ、「ワーク・ライフ・バランスをどう取っているのか?」と聞かれたら、「取れてません。」と私は答えるでしょうね。それだけ仕事に時間を食われています。
残業をしている日が多いので、たまに定時で帰ろうとすると「今日は何かのイベント?」と所員に聞かれてしまいます。


特許事務所で働く弁理士で考えると、仕事にどれだけ時間を取るかというのは、その人の性格によるのではないでしょうか。
調査対象は私だけなのですけれど、一つ目の特許事務所でも、二つ目の特許事務所でも、三つ目の特許事務所でも、私は残業が多い人でした。
ただし、仕事の時間がかかることが、売上がいいとか、いい仕事をしているとは限らないことは分かっています。
また、残業が多いことが、よいこととは思えません。今回のブログテーマどおり、ワーク・ライフ・バランスが大事とは思います。


特許事務所のメンバーを考えると、メンバーのなかで、勤務弁理士はワーク・ライフ・バランスが相対的に取りやすいのではないでしょうか。

  • 弁理士資格を有しない職員は、弁理士試験の受験勉強に時間が取られるし、弁理士の資格を有しないので仕事で評価されるしかなく、仕事を頑張らざるを得ない。
  • 独立をした弁理士は、仕事を取ってくる営業の時間が必要があり、事務所を回していくには仕事量を増やすしかなく、仕事を頑張らざるを得ない。
  • 経営をする弁理士は、職員を養っていけるだけの仕事量を確保する必要があり、仕事を頑張らざるを得ない。

これに対して勤務弁理士は、受験勉強の時間は不要だし、自ら営業をする必要はなく、経営に頭を悩ますこともない。仕事を頑張らなくてもよいことにはならないはないけれど、できない分は「できません」と言える。所長に怒られない範囲ならね。仕事の分配は、所長の役割だと考えることができる。
左うちわで経営されて、仕事は所員に任せている弁理士という方が、もしもいらっしゃったら、ワーク・ライフ・バランスはライフ側に充実されてるかも知れませんが、そんな方がいらっしゃるか。


特許明細書の作成についても質と量とのバランスといわれてます。皆が皆、質と量とをどうバランスさせるかを悩んで、自分なりに割り切ってやっています。
ワーク・ライフ・バランスも同じなのでしょう。仕事とそれ以外とを、どのように割り振るかは自分で考えて、自分で割り切るしかないのだと思います。
そんな抽象的な話題でエントリーを締めるのも何なので、少し具体的なことを考えると、無駄な時間は減らし、仕事の計画を細かく立て、細かく時間振りして片づけていくことかなと思います。
ネット中毒の私が言うのもなんですけれど、ネットを見ている時間なんて、無駄なことが多いです。仕事中は業務専念義務を考慮して必要以外はやりませんけれど、家でネットを見てると、つい夜更かししてしまうことがありますので。
体調を整えて、勤務時間は集中して、できないものはできないと言って、他人にやらせることは他人にやらせて、仕事をするのがワーク・ライフ・バランスの良化のきっかけになったらなあと、自分を戒めて終わりにします。