特許庁サイトにおけるnamazu vs. Google

PCTルートの国際出願で、指定国がみなし全指定に改正されたのは、もう2年も前のこと。あらためて改正のポイントを確認してみよう。特許庁のサイトに、PCT改正の概要を、PDFファイルで見た記憶がある。
そう思って、特許庁のサイトをぐるぐる回ったけれども、見つからない。
まず、特許庁のトップページからクイックガイドを利用して、PCTリフォーム関係のページが見つかったけど、このhtmlページに書いてあるぐらいに簡素な内容ではなく、PDFファイルだったはず。
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/kokusai/pct_kaisei.htm
次に、トップページからサイトマップを利用して、国際出願のトップページに行ったけど、該当する見出しが見つからない。
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/kokusai/kokusai_list.htm
そうなると、サイト内検索かあ。トップページにあるサイト内検索を利用して、「PCT 改正 概要」と検索窓に入力して検索する。すると、関係ないページがぞろぞろとヒットして、見たいページが全然表示されてない。
サイト内検索は、namazuを使っているのね。ページのソースを見て確認した。
徒労を感じつつ、もう見つからないかなあと思って、ふと思い出したのが、Googleでは、検索オプションでサイト指定ができること。
「PCT 改正 概要 site:jpo.go.jp」とGoogle検索すると、一ページ目で見つかった。
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/kokusai/pdf/2004_1_q_a/tekisuto.pdf
そうそう、これこれ!
見つかってから、あらためて特許庁のサイトを見てみると、このPDFファイルに辿り着くには、ものすごいルートになる。
トップページ > クイックガイド > 特許・実用新案に関して > 国際出願に関して > 特許庁テキスト『特許協力条約(PCT)規則改正に関する説明会(平成16年1月1日発効の規則改正の概要)』における誤記の訂正について > 2004年1月以降の国際出願関係手続きQ&A > 説明会テキスト(平成16年1月1日発効の規則改正の概要)
だいたい、二年前に行われた説明会テキストの誤記の訂正というリンクからしか行けないところがヒドイ。
その誤記の訂正のページも

テキストは、http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/kokusai/faq_manual.htmの「Q&A2-2」からご参照ください

なんて書いてある。
Q&Aのページも、ページトップに書いてあるのではなく、複数のQ&Aの中の一つとして、質問2-2の答えの欄に、該当ファイルのリンクがあるというヒドサ。
おまけに、この二年前の説明会テキストは、特許庁サイトマップで、説明会についてのトップページからリンクされてない。
そんなもんで見つかるかい。


それはおいといて、サイト内で該当ページが見つからないときに、サイト内に設置されているnamazuより、Googleを使ったほうが適切なページが見つかるというのは、何となく納得いかない。頭の中では、ページランク形式のGoogleのほうが有利だとは思うのだけど。
サイトを作った者がつけた検索より外部の検索のほうが優れているというのが。