私的録音録画補償金制度

そういえば書いてなかったような。別に洞ヶ峠を決め込んでいた訳ではないけど。
Internet Watchの特集
第1回:iPodは補償金の対象になるのか
第2回:「iPodも対象に」JASRACの考え
第3回:「新しい制度に見直しを」JEITAの主張


私個人の意見では、私的録音録画補償金制度の拡大には反対です。
これからは音楽配信によりデジタルオーディオプレーヤへ音楽ファイルを取り込むのが主流になると考えられるところ、音楽配信では、私的録音録画補償金を含めた金額で料金を設定することができるからです。
そうすると、デジタルオーディオプレーヤを私的録音録画補償金の対象とすることは、私的録音録画補償金の二重取りになりかねません。
音楽配信著作権料が、ダウンロードしたパソコンのみを対象とするので、デジタルオーディオプレーヤへの複製の許諾までは及んでいないというJASRACの主張は、ダウンロードした音楽ファイルのDRMが、デジタルオーディオプレーヤへの複製を可能としている事実に反しています。


私的録音録画補償金の話をするなら、コピーコントロールCDを発売していた音楽業界は、そのコピーコントロールCDの販売量に応じて、私的録音録画補償金を受け取らないぐらいのことはすべきであった。コピーできないのだから、デジタル録音されることが考えられなかった訳でしょう?
音楽業界が、コピーコントロールCDを発売していた時に私的録音録画補償金をどれくらい受け取っていたのかは調べていないが、当然の権利のごとく受け取っていたのであれば、そんな業界の主張は、容認しがたくなるでしょう。