BREWは日本で普及するか

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/interview/14570.html
auの携帯電話で使われるBREWであるが、日本で広まるかには懐疑的である。
BREWの特徴は、JAVAより起動が速く、また、PCソフトの移植性が高いという点にあるらしい。
しかし、アプリの起動速度は、携帯電話の性能によるのであって、現在の性能が低いから問題となっているとも言えよう。多機能が求められている携帯電話では、性能が高まりこそすれ、低くなることはあり得ない。つまり、将来的にはJAVAの起動速度の問題は解消されていくであろう。現に、アプリケーションプロセッサを搭載した日立の携帯電話では、JAVAの起動は速いと聞く。
つまりは、BREWの狙い所は、廉価で低い性能の携帯電話にあるように思われるが、そこに需要はあるだろうか。

次に、PCソフトの移植性であるが、日本の携帯電話市場を考えると、NTTドコモとJ−PHONEの存在を無視する訳にはいかない。いくら移植性が良くても、この2キャリアに使われないアプリなんて、採算で疑問が残る。
それよりは、JAVAで書き直して、NTTドコモとJ−PHONEとauで使い回すほうが、よほど採算が合うのではないか。
私は、JAVAの「Write Once,Run Anywhere」を鵜呑みにはしていないが、au用にBREWとezplusの両方でアプリを用意するよりは、手間がかからないのではないか。