墨香オンラインについての見方

町村先生のブログで、墨香オンラインについて、小倉先生と壇先生とが議論されているのを知る。
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2005/10/post_a821.html
私の考えは、壇先生よりは小倉先生に近い。
アスキーアートのクリエイターの発表の場は2ちゃんねるに限らないのに、なぜ、2ちゃんねるにのみ、払われるのか。
なぜ、お金がアスキーアートのクリエイターに目に見える形で還元されず、ひろゆき氏にお金が払われるのか。
うまく理解できない。
2ちゃんねるが一番大きいから、お金を払う側からすれば払った気になるけど、ひろゆき氏に払うことが妥当なのか。


小倉先生が「みかじめ料」とコメントを書かれて、不適切ではないかとのコメントを受けているのを見て、前の日のエントリーに書いた「みかじめ料」の記述を打ち消す。
自分でも言い過ぎかとも思ったけど、あえて刺激的な語ということで選んだ語であったし、適切か、不適切かという言葉尻の議論だけで、もっと深い議論に入らないのは嫌だから。
ただ、もし、墨香オンラインが、ひろゆき氏にお金を支払わないでモナーを使用したら、どうなっただろうか。予想してみる。
「俺たちのモナーで勝手に儲けやがって!」と非難する人は絶対にいるだろうと予想する。というか、非難する人がいないと予想するほうが難しい。
その非難の論旨が適切かどうかはさておき、この非難の声が2ちゃんねる内で発生すれば、途端にヒートアップするのも容易に予想がつく。
そうなると、もう論理の正しさなんて関係ない。祭の状態。
のまネコに関してAVEXが受けたのと同様の行為がされる場合もあり得る。
このような予想が立つ場合に、企業は予防策として何があるだろうか。
コントロール不能な各人に対して。
それはやはり、2ちゃんねるの管理人であるひろゆき氏の了解を得る、使用の代償としてお金を払うということになるだろう。
こうした、トラブルの未然防止策としてのお金は、みかじめ……とは言えなくても、それに近い性格を有しているとは考えられないだろうか。お金を払う側からすれば、トラブルの未然防止の期待を込めている分が含まれていると考えられないだろうか。
追記(20日): 町村先生の上掲ブログで、名誉毀損の話が出ているので、書き換える。