庄司創短編集 三文未来の家庭訪問

はてなダイアラー庄司創 氏の単著三作目

三文未来の家庭訪問 (アフタヌーンKC)

三文未来の家庭訪問 (アフタヌーンKC)



3月22日発売で、翌日の23日に新宿東口の紀伊國屋本店で買った。
ネットで見かけた情報によれば、紀伊國屋で買うと、売上情報として反映されるので良いとのこと。本当かどうかは分からないけれど、作者を応援する気持ちで新宿まで出かけるくらい厭わないです。休日出勤のついでに買えるし。


感想の前の前説が長くなるけれど、私も、はてなダイアリーを2003年から始めて、もうそろそろ10年ですか。今は年に一、二度しか更新しなくなったけど、今でもはてなダイアラーだと思っています。
そうすると、同じはてなダイアラーの方が、特にはてなダイアリーの初期の頃から活躍されている方が出版されることは慶賀の至りです。


タイトル作の「三文未来の家庭訪問」は、講談社の月刊コミック「アフタヌーン」の四季大賞受賞作です。受賞された頃は、はてブでも盛り上がったのに。
http://d.hatena.ne.jp/hajime_shoji/20100818/imagoro
この単行本が発売された話題は、どうして盛り上がらないのだろうと思った。
登場するキャラクターにカノセさんがいるのに。
だから、この日記に書けば、村長と呼ばれ、インフルエンサーと思っている加野瀬さんも気付いて、盛り上がるかな、と思っていた。
けれど、ついつい筆不精して書かずにいたら、加野瀬さんも発売を気づかれた模様(はてブでフォローしているから分かる。)。
だったら私がここで書く必要もないかもしれないけれど、折角だから感想を書きましょうか。

辺獄にて

単行本には、アフタヌーンに掲載された三作が収録されている。
私は三作のうちで、「辺獄にて」が一番好き。
ストーリーは読んでもらうとして、地獄のバリエーション、日滝さんとの関係が並列的に綴られて、最後はいい感じに結末して、読後感が良かった。

三文未来の家庭訪問


最初に登場する、眼鏡をした丸っこい人の名前がカノセさんで吹いた。一応、私もはてなダイアラーですからね。カノセさんといえば加野瀬さんが元でしょう。
ここ数年、アフタヌーンは欠かさず買っているんですよ。
だから、四季賞ポータブルも読んだはずなのに読んだ記憶がなかった。
で、この単行本で読み返して思い出したのだけど、あの頃は忙しくて一ページ目を見て読み捨てちゃったんだった。
内容は、ユニセックスというかバイセックスというか、話中ではトランスセクシャルではないとかインターセクシャルではないとか言われているリタさんと、とある団体のマキちゃんの話。
マキちゃんは意図的にボーイッシュなのだろうけど、最初は、この子は男の子だっけ女の子だっけと思って読んでた。
はてなダイアラーだったら、一応ネタとしても読んでいんじゃないかな。

パンサラッサ連れ行く

辺獄にてと同様に、アフタヌーン本誌で読んだことある。
本編が載った頃のアフタヌーンは、たしか市川春子氏の短編が載っていた頃じゃないかな。
方向性は違うのだけれど、SFとして、かぶっちゃったかなあ、ちょっと勿体ないなあと当時思った。
市川春子氏も庄司創も面白いですよ。
あんまり関係ないけど、私はラブロマのように顔の輪郭線が太い作風が好きっちゃ好きなのかもしれない。まあ、これは好き好きなので。


最後に、庄司創氏による紹介ページをリンクしときます。
http://d.hatena.ne.jp/hajime_shoji/20130322/campaign

SONY READERを買った

Kindleの日本上陸前夜と言われる今日この頃なので、電子書籍リーダーが欲しくなって、ソニーの直販サイトである、ソニーストアでPRS-T1を買いました。
連休前に届いたので、少し使った感想を。



T1は、Wi-Fiで通信できますが、PRS-G1とは違い、3Gで通信をすることはできません。
私は、それをデメリットとは感じていません。3Gの通信費が初年度は無料、2年目も条件付きで無料といっても、貧乏性の私は、なるべく通信費がかからないようにと考えるし、いつでもどこでもオンラインで書籍が買えることの必要性を感じませんから。
自宅にいる時にパソコンと24インチのディスプレイで見通しよく書籍を選んで、それをPRS-T1に転送すれば私には十分です。何か、10年ちょい前にPalmとパソコンを同期させて持ち歩いていた感じです。


PRS-T1のディスプレイは、液晶ではなくて、e-inkです。これは見易い画面です。
e-inkは、バックライトがなく、バッテリーの持ちがよいのも、私に合ってます。スリープモードに移行しても、画面に表示されたままなのが、液晶との違いで、最初はびっくりしました。
軽くて、片手で掴める大きさなのもいいですね。
そして、ページ送りを物理ボタンで操作できるのもいい。



私の日常的な使い方では、電車通勤の行き帰りで立ったまま電子書籍を読んでいるので、左手は吊り革を持ったまま、右手でPRS-T1を持ちつつ右手親指でボタンを押してページ送りをしてます。


コンテンツは、ソニーのストアと紀伊國屋のストアと、楽天のストアが使えるそうですが、まだソニーのストアで無料の、銀河鉄道の夜しかダウンロードしてません。
また、EPUBも読めるので、たださんが作られた伽藍とバザール」のEPUB版を入れました。ありがとうございます。
あとは、PDFですね。特許庁にある平成23年法改正の解説本のPDFを入れました。



余白調整を、PDFファイルごとに行って(メニューの「カスタムビュー」で余白設定を「自動」に)、また画質の調整で明るさを「暗い」にしたら見易くなりました。
ただ、元々の本がA5サイズだったのを、手のひらサイズに縮小することになるから、文字の大きさは、ちっちゃいですね。
ピンチアウトすれば拡大しますけど、見通しは悪くなるし、その操作が煩わしいし。


とまあ、こんな感じで、通勤のお供に、これからも使っていこうと思います。

はてな部屋出し

六年前に部屋の画像を載せました。
http://d.hatena.ne.jp/shiranui/20050401
パソコンとオーディオと、撮影したカメラが変わったぐらいで、六年前とあまり変わり映えがしませんなあ。

六年前は、
パソコン→サブ機のPentiumIII 1GHz(PCPGA)。なお、当時のメイン機はAthlon64 3200+(2GHz)。
オーディオ→Sonyのミニコンポ、プラチド。
カメラ→Contax G1。
今は、
パソコン→Athlon X4 640 (3.0GHz)。
オーディオ→OnkyoのIntec205のアンプA-905FXをパソコンに接続。
カメラ→携帯電話。画像左端のハレーションは、レンズ保護カバーが割れているため。

レジュメを回す

論文対策シーズンたけなわのこの頃、ふと思い出したのですけど、「レジュメを回す」って、受験生用語ですよね。
受験生でない人には、意味が通じないというか。


以前、「『レジュメを回す』って、どう回すんですか?」って聞かれたことあります。
いや、物理的に右回りでも左回りでもないんですけどね(笑)。

twitter社会論

初版を虎ノ門書房で購入。

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)

時間がないので手短な書評で。
リアルタイム性と即時性は別物で、twitterの特徴は後者だろうと、使っていない私は思っているのだけれど、「twitter社会論」はリアルタイムという記述になっています。ネットに張り付くリアルタイム性を進める方向では、時間がない人は付いて来れないかも。(120文字)

10月22日のこと

22日にザ・プリンスパークタワー東京に行ってきました。
控室となった部屋のトイレのドアを開けたら、蓋が自動的に開いたのでビビりました。
蓋が自動的に開くトイレって初めて見ましたよ。


論文試験の結果は、あまり人に話しませんでした。
私はまだ最終的に何も得ていないし、同じ試験を受けて落ちた人もいるのだから、はしゃぐのは良くないだろうと思ったからです。
でも、話した数少ない人、具体的には今の職場の人も、前の職場の友人も、以前のゼミの仲間も(今年はゼミに行っていません)、皆がみんな喜んでくれました。そして、こんなに喜んでくれるのなら、応援してくれる人のためにも頑張ろうと思いました。
だから、受かったと人に話すことは、自分のモチベーション維持のためにも良いことなのかも知れません。もっとも、私はその後に人に話したりはしませんでしたけど。


実用新案法の問題は難しかったです。
三科目の全体として、うまく行った、という感じがしません。
少しリフレッシュしてから、他の日の口述問題の条文チェックしようと思います。
先週まであんなに根を詰めて机に向かっていたのに、土日にボーっとしているのは不思議な気がします。

最近買った本

最新の工業所有権(産業財産権法令集です。

工業所有権(産業財産権)法令集

工業所有権(産業財産権)法令集

弁理士の日々(ボンゴレさん)のブログで紹介されて発売を知り、bk1で購入しました。
http://blog.goo.ne.jp/bongore789/e/ede57a95fdd8fa7c018482c05ba92315
この法令集は、お仕事用ですね。
今年から明細書のフォーマットが変わりましたし、実務上で条文を確認したい時に活用する予定です。
もちろん、勉強用にも使う予定です。
来年の試験は著作権法不正競争防止法の法改正があるのですが、この法令集は、工業所有権(産業財産権法令集と銘打ってるだけに、もともと著作権法及び不正競争防止法が収録されていません。だから、これらの改正後の法律が収録されている法文集を別途用意する必要があるものの、この法令集そのものは来年の試験のために買い換える必要がありません。
ちなみに私は来年の試験では短答免除です。

この法令集の体裁は、A6サイズの二分冊であるのに対し、論文試験で貸与される法文集はA5サイズなので大きさが違います。だから普段から本番の試験の状態に慣れるという観点からは、A5サイズの法文集を使うのがいいのかも知れません。
でも発明協会法令集は表面裏面の表紙がビニール引きで耐久性があるので、私はこちらの法令集を常用しようと思います。


bk1は一度に1万円以上の書籍の注文をすると、1000ポイントのbk1ポイントが付与されます。
bk1ポイントは1ポイント当たり1円換算で書籍を購入できるので、1万円分を購入したら約一割引と同等です。
だからといって、1000ポイントを欲しいために、この法令集以外に余計に本を注文しちゃったのは、うまくbk1に乗せられている気がしますね。